環境移住とは
近年、リモートワークの浸透や家族の価値観の多様化により
人々が暮らす場所を選ぶ基準が大きく変わりつつあります。
これまで、移住といえば「教育」「仕事」「経済」「ライフスタイル」など
特定の目的に応じた分類で語られることが一般的でした。
例えば、
・子どもの教育環境を求めて海外へ移る「教育移住」
・自然豊かな土地での暮らしを選ぶ「ライフスタイル移住」
・働く場所に縛られない「ノマド移住」
などが挙げられます。
しかし、こうした枠組みでは説明しきれない
より本質的で価値観に基づいた移住のあり方が見られるようになっています。
そこで新たに提唱されるのが 「環境移住」 という概念です。
環境移住の定義
環境移住とは、
物価や利便性といった「暮らしの機能」ではなく
文化・価値観・街の空気感・人々の態度といった
“環境そのもの” を基準に、住む場所を選ぶという考え方です。
ここでいう「環境」とは、気候や設備だけを指しません。
・文化
・言語
・人々の態度
・街並み
・歴史
・価値観
・食習慣
・季節の感じ方
・地域コミュニティのあり方
など、その土地に根づく文化的・社会的な要素を含む、もっと広い概念です。
環境移住では、こうした環境そのものを
「教育」「学び」「成長の基盤」として捉え、
家族や個人の価値観が長期的に育っていく場所を選ぶことを大切にしています。
環境移住の理論と背景をまとめた論文を公開しています。
・環境が人に与える影響
・教育移住やノマド移住との違い
・文化・価値観・社会構造の捉え方
これらを整理し、新しい移住モデルとして考察・体系化しています。
論文のWEB版はこちらから
環境を主体的に選ぶ
価値観を基準に暮らす場所を選びます。大切にしたい生き方から逆算し、環境そのものを判断軸とします。
環境を学びにする
言語・文化・街のリズムなど、日常のすべてを学びの源と捉えます。体験を通じて価値観が育っていきます。
子どもも大人も育つ
環境移住は家族全員が成長の主体です。文化との対話を通じて、価値観が更新されていきます。
生き方を起点に選ぶ
いまの便利さではなく、未来の生き方から環境を選びます。人生の基盤を整えるための移住です。
文化に触れ、適応する
その土地の文化と向き合うことで、環境との相互作用が生まれます。“住む”ではなく“関わる”姿勢を大切にします。
環境移住という生き方
教育移住やノマド移住を包括する移住モデル。環境を人生の基盤として選ぶという考え方です。
「環境移住」提唱者/WEBマーケター/作家
14年間にわたり、場所にとらわれずに働くノマドワークを実践。
2025年より家族とともに南フランス・エクサン=プロヴァンスへ移住し「環境そのものが人の価値観を形づくる」という実感をもとに、新しい移住モデルとして“環境移住(Environment-Oriented Migration)”を提唱。
教育移住やノマド移住、ライフスタイル移住など、既存の移住形態を包括しながら整理し、環境そのものを“学び・成長の基盤”として捉える視点を研究・発信している。
note・SNS・ブログ・論文などを通じて、価値観と未来から環境を選ぶという生き方の可能性について考察を続けている。
著書に『どんなに弱くても人は自由に働ける(朝日新聞出版)』がある。